彼と彼女と彼氏
あっ、お帰りなさい!
今日は、遅かったね。
「だだいま、イタズラしないでちゃんと留守番できた?」
うん!だから、ハグして!キスして!
「もう、なんでこんなに可愛いの〜」
『よぉ、元気か?』
あれ?なんで此奴も一緒なの?
触るな‼︎
『痛っ!頭撫でただけだろ』
僕、此奴嫌い‼︎
いつも君との時間を横取りするし、君を泣かせるじゃないか!
「なんで嫌うのかな?」
『お前の事、守っているんだよ。俺のこと敵だと思っているんだ』
「そうなのかな?」
『なぁ、俺腹減ってるからご飯にしょう』
「用意するから少しまっててね」
えっ?ごはん‼︎やった〜‼︎
いただきます!
ふぅ、もうお腹いっぱいだよぉ〜
ご馳走さま
ねぇ、いつもみたいに膝枕してくれる?
君の膝は僕の特等席だからね!
おい!ここは僕と彼女のソファなのになんでお前が座っているんだ!あっち行けってば‼︎
『いいだろ、隣に座るくらい』
「もう、ケンカしないで」
だって此奴が、僕のことじゃまにするから…
「いらっしゃい、わたしを真ん中にすればいいじゃない?」
君がそういうなら、僕はいいよ
『此奴が膝枕なら、俺はこっちの肩を借りるな』
僕、君に頭撫でてもらいながらゴロゴロするの好き、気持ち良くて眠くなったら寝落ちしちゃう
「あれ?寝ちゃったかな?」
『ホントだ、気持ち良さそうな顔してる』
「仕方ない、ここに寝かせておきましょう」
『なぁ、ベット行こ』
「うん」
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